2008年1月21日
2組の太鼓に現代の太鼓の多様化を見る
東の空が朝焼けの淡いオレンジ色に染まり、肌を刺すような寒気が背筋をピンと伸ばしてくれる。この世に生を受けてから61年目の朝。久方ぶりの快晴の夜明けから、また私の新しい一年が始まりました。
さて、昨日の日曜日は、10時の開店とともに千客万来。遠方からのお客様が相次いで来社されました。姫路市東山棒締会の35名様ご一行は、片山津温泉での「灘のけんかまつり」慰労会の帰途。店頭での賑やかなやりとりに、伝統ある祭りに男の意地をかける人々の意気込みを間近に感じ、大いに元気をいただきました。
一方、愛知県の和祝太鼓(写真1)の皆さんは、平松さんを代表とする9名様ご一行。名古屋芸大の卒業生を中心に活動する太鼓グループで、太鼓を使った新しい音楽づくりを模索しているとのこと。皆さんの真剣なまなざしがとても印象的でした。
伝統の太鼓を守る人々と、若い感性で未知の音づくりを目ざす人々。そのどちらもが現代の和太鼓の現状であり、次世代への太鼓の語り部と言えるでしょう。時代の流れとともに限りなく多様化している太鼓の現状を、あらためて実感した一日でした。
(写真1)
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