2008年3月19日
仰げば尊し、富士の山
3月16日の日曜日、静岡県御殿場市で開催された「富岳太鼓リサイタル2008」にお邪魔しました。例のごとく早朝に北陸自動車道を出発。名神、東名と北上すると、ちょうど富士川のあたりで銀嶺の富士山が悠然と姿を現しました。はるかいにしえから日本の象徴として、日本人の誇りのシンボルとして、幾多の人々に仰ぎ見られてきた富士山(写真1)。その見事な眺めは、何度見上げても厳かな気持ちにさせられます。
富士山に伴走する形で到着した御殿場市民会館。15年前から毎年春の恒例行事となっているリサイタルでは、心身に障害のある人々を含めた210人のメンバーが心を一つにして2時間あまりの舞台を全うしました。満席の観客からの割れんばかりの拍手を耳にし、継続することの偉大さと、障害のある人々に根気よく太鼓指導を行い続けている富岳太鼓代表の山内強嗣さんはじめスタッフの皆さんのご苦労に、あらためて深い尊敬の念を抱いたリサイタルでした。
帰路は、御殿場IC近くの「虎屋」に寄り道。虎屋の羊羹は私の好物の一つですが、それよりも老舗の趣がただよう店のたたずまいや、道を隔てて向かい合う神社との相性が実に美しく、引き寄せられるように車を駐めたのでした。ちょうど「四季の富士」と名づけた新しい羊羹ができたとのこと。これから少しの間、濃いめにいれた緑茶の友として、私になごみのひと時を運んでくれそうです。
(写真1)富士山
(写真2)リサイタル
(写真3)リサイタル
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