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2009年12月 2日

師走入りに嬉しい出来事


 いよいよ師走に入ったものの、12月とは思えない暖かさ。過ごしやすいのは有難いけれど、これも「地球の温暖化」の表れかと思うと、将来の環境異変に一抹の不安を覚える今日このごろです。

 さて、師走を前にした11月27日から29日まで、高知で「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」による「オープンカレッジin高知」が開催されました。 エンジン01文化戦略会議は、各分野の表現者・思考者たちが日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集したボランティア集団で、2009年度オープンカレッジの大会委員長が林真理子氏、実行委員長に和田秀樹氏、実行委員に秋元康氏、浅葉克己氏ほかそうそうたる顔ぶれ。山本寛斎氏も委員の一人で、28日、寛斎さんのプロデュースで「太陽の船」高知バージョンが上演されました。獅子の気球と、地元の太鼓グループ「一響館 侍」の太鼓との共演でカレッジはいっそう盛り上がり、侍の逞しい演奏ぶりに大きな拍手が送られました。

 そして突入した12月、昨1日は月に一度の全社朝礼。明年4月4日に第1回を開催する「浅野太鼓 楽市楽座」に向けて、ワークショップや物販コーナーに並べる小物の発表会も合わせて行いました。社員それぞれがアイディアを駆使して試作した小物は30点余り。仕事の合間に太鼓の廃材を利用して仕上げた工夫の品は、どれも驚くほど見事な出来栄え。中には「あの社員がこれを?」と思うような意外な逸品もあり、楽市楽座のキャッチフレーズ「新しい自分探し」という言葉がそのまま社員にもあてはまっていることを実感しました。4月までにはさらに品質を高めてご来場の皆さんをお待ちしているので、どうぞお楽しみに。

 同じ日、読売新聞2面の「顔」のコーナーに、岐阜県恵那市で活動している太鼓奏者、加藤拓三さんが紹介されていました。加藤さんは昨年の東京国際和太鼓コンテスト大太鼓部門で最優秀賞を獲得した青年で、今年1月、「年内1000軒」の目標を掲げて太鼓の門付けライブをスタート。ついに11月26日に目標を達成し、掲載された写真は喜びが爆発したような表情。加藤さんのまっすぐな頑張りに心からの拍手を贈るとともに、社会的に注目を集める"時の人"「が取り上げられるコーナーに太鼓奏者が登場したことにひとしおの嬉しさを感じた出来事でした。


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