2010年6月 1日
伊勢神宮で有難い経験
伊勢神宮が平成25年に迎える第62回式年遷宮を前に、祝賀の意を込めて昨年の10月から製作していた楽太鼓が完成し、5月29日に内宮に奉納させていただきました。
当日は、革張りや太鼓枠製作、彩色など各工程にたずさわった職人6名とともに早朝5時に会社を出発。伊勢路をたどって9時過ぎに神宮の駐車場に着くと、すでに雅楽課の森井楽長さんが待機して出迎えてくださいました。そのまま神楽殿に導かれ、緊張しながら全員で搬入・組み立て作業を終了。正宮で厳かにお祓いを受けた後、ふたたび神楽殿にもどって奉納奉告祭に列席させていただきました。続いて古式ゆかしく奉納された神楽舞を拝しながら、日々、精魂を傾けて製作に励んでくれた職人たちに感謝するとともに、今回の経験によって職人たちの技術力が確実に向上したことを神前に報告した次第です。
職人6名と共に
早朝5時に出発
緊張の搬入・組み立て
奉納
一連の神事を終えたところで、思いがけなくも全員で直会の席に招かれてびっくり。このような栄誉は私の63年の人生の中で初めてことで、嬉しいやら有難いやら。若い職人たちも大いに感じ入った様子で、神妙に神饌を味わったひと時でした。
直会の席に招かれ
伊勢神宮の皆様、ありがとうございました
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