2010年6月20日
たくさんの人のご信頼と善意に支えられて
週休二日制がほとんど定着した現在ですが、若いころから休日返上で働いてきた私は、土曜、日曜といえども休みをとることに妙な罪悪感があり、ついつい平日通りに出社するのが日課となっています。昨日19日の土曜日もいつものように朝7時前に出社。掃除を始めようと玄関の扉を開け放つと、四国の西条市から一行8人のお客様が到着。聞けば未明の午前2時に出発したそうですが、疲れもみせずにさっそく工場へ。購入予定の胴を念入りにチェックする様子に祭りへのなみなみならぬ思い入れを感じ、なんとしても期待に応えなければとの思いを新たにしたのでした。
次いで大阪からだんじり用太鼓の音チェックに一行11人の若者がご来店。ピンと背筋を伸ばした礼儀正しい姿に、今どきの若者も捨てたものでもないと感心。音の調子にもどうやら満足していただけた風情にほっとひと息。
そうこうするうちに、今度は滋賀県の三木市から古いご贔屓筋のご一行17人がご来店。こちらも屋台用太鼓をご要望で、工場内、倉庫の胴をつぶさに見て回り、当社で購入したいとのお言葉を頂き安堵しました。
皆さん、遠い所をようこそお越しくださり、ありがとうございました。
一方、工場の外では、府中から依頼された屋台の御所車の輪入れ作業を実施。虚空蔵太鼓の名手にして、鉄工・電工・溶接と何でもこなす小山峰弘さんが渾身の焼き入れの技を駆使し、一分の隙もない堅牢・優美な一対の車輪ができあがりました。お見事!
(鉄輪入れ 小山さん)
昼過ぎに会社を後にし、一路、福井県のおおい町へ。我が社の植林事業に深い理解を寄せてくださっているソロ奏者の林田ひろゆきさんが、おおいの太鼓グループ『大飯ブレイズ』の代表吉村さんと相談し、「けやきエイドコンサートin福井2010」なるチャリティコンサートを企画。会場のおおい町総合町民センターに着くと、舞台の上にはコンサートのタイトルにふさわしく、ケヤキ製の大小の太鼓がずらり。林田さん&ZI-PANGの皆さんに大飯フレイズ、さらにおおい町のブラスオーケストラ『ウインドアンサンブル』、隣町の『名田庄太鼓』、愛媛県松野町から駆けつけてくださった『鬼城太鼓』など、プロ・アマ交えておよそ4時間にわたるコンサートはオープニングからガンガンの全力疾走。エンディングまでただ一人の観客も席を立つことなく、熱気いっぱいのステージが繰り広げられました。
そして入場料の収益金を今秋の植林のために役立ててほしいと、我が社に寄贈をいただきました。なんと有難いことか。これまで無心に誰かのために尽くした記憶のない私には、まったくもったいないばかりの浄財です。皆さんのお志に恥じないよう、心して使わせていただきます。本当にありがとうございました。
(手前左から林田さん吉村さん出演者の皆さん)
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おはようございます。
ご無沙汰しています三重の濱口です。
初めてブログを拝見しました。
こんなコンサート知っていたら絶対出かけたのに。残念です。
情報を早い目にのせてください。また見せていただきます。