2010年7月23日
ひさしぶりに英哲さんと語らう
去る18日、毎夏恒例の太鼓コンサート「白山国際太鼓エクスタジア」を今年も無事終了しました。ご来場くださった皆さん、出演してくださった皆さん、そしてポランティアスタッフとしてお力添えをくださった皆さん、本当にありがとうございました。この場を借りて心より御礼を申し上げます。
また終演後に回収したアンケートにもたくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。お褒めの言葉、お叱りの言葉、たくさん頂戴しましたが、すべてのご意見に目を通して今後の参考とさせていただきます。来年は7月17日の開催を予定しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
残務整理も一段落した21日、林英哲さんが来社されました。8月下旬のモスクワ公演を前に、使用される太鼓の音チェックに来られたのですが、こうした細やかな事前準備を怠らない英哲さんにはいつも感服するばかりです。
久し振りに昼食を共にし、あれこれと太鼓界の現況などを語り合う中で、太鼓にかかわるソフト面とハード面との乖離に話がおよびました。すなわち現在の太鼓の隆盛は、元をたどれば演奏や指導や作曲・編曲などソフトの充実に尽力した先人の努力があったからこそ。にもかかわらず、それらの人々に対する評価が置き去りにされている一方、太鼓人口の広がりによって、ハードである太鼓メーカー側に恩恵が偏重しがちな現状。そうした関係性の不条理にあらためて気づかされ、目を開かれる思いでした。その現実に正面から向き合い、私たちメーカーに何ができるか考えることが、これからの太鼓文化の発展につながることを強く感じたひと時でした。
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