2011年1月25日
64歳の覚悟
私事で大変恐縮ですが、一昨日、64回目の誕生日を迎えました。
この歳になると、もう誕生日がきても特別な感慨もないのですが、今年はどうもいつもの誕生日とは違い、朝、目覚め、「ああ、今日は誕生日だった」と思った瞬間、何かとても重々しい気持ちがこみ上げてきました。
「なんだ、この気持ちは?」
よくよく考えてみると、それは64歳という、人間として充分な度量と分別を持たなければならない年齢になったことや、50年近く連れ添ってきた浅野太鼓という会社の、私の代での経営の仕上げの時期がそろそろ近づいてきたことや、我が社の創業以来、今年初めて手がける大仕事への挑戦意欲など、いろんな思いが入り交じっていたのでしょう。ともかく、63歳の誕生日とは違う、身の引き締まるような一日の始まりでした。
そして、先日、日経新聞の記事の中にみつけた言葉をふと思い出しました。確か「運は自らの意志と行動を通じて天から引っ張ってくるもの」というような言葉でした。そうか、弱気になれば運気も弱く、強い思いを持てばきっと運も上昇するはず。今年は今まで以上に積極的に行動しよう。幸い社内の空気もよく、若手は3年先まで視野に入れて技術の習得に励み、ベテランは進んで後進の指導にあたるという循環ができつつあります。64歳の底力で感張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2011年1月 7日
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年おめでとうございます。
新しい年が始まって6日、我が社は今日が仕事始め。全社朝礼でそれぞれの持ち場の責任者が今年の目標を宣言し、続いて社員全員立ち会いのもと、赤いラベルもめでたい初荷をトラックに積み込みました。毎年見慣れた新年の光景ですが、やはり初荷を送り出す時は晴れがましさと同時に張り詰めた緊張感を感じます。「よし、今年一年また頑張るぞ!」と、新たな闘志がみなぎってくるのです。
新年にあたり、今年掲げた言葉は「顧客創造」。商品を売る前に、まず顧客を創ろう。どんな小口のお客様も大切に、そしてお客様とのつながりを大切に、一つ一つの商いに誠意をもって取り組んでいくこと。お客様あっての浅野太鼓ということを忘れずに、社員一丸となってよりいっそうの品質向上とサービス向上に努めてまいりますので、どうか皆さま、本年もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。