2011年5月19日
瑞宝太鼓の10周年感謝祭
去る15日の日曜日、長崎県の長崎市公会堂で「瑞宝太鼓」の設立10周年感謝祭がおこなわれました。瑞宝太鼓についてはご存知の皆さんも多いことと思いますが、障がいのあるメンバーによるプロの太鼓グループです。障がいがあっても地域の中で自立して生活することを目ざして、太鼓という分野で活動を続けて10年。設立当初はいろいろとつまずきもあったようですが、次第に周囲の人々の理解や愛情を支えにして自信をつけ、今では施設を出て家庭を持ち、一人の社会人、あるいは子を持つ親として生活を送っているメンバーもいます。
感謝祭ではそうしたメンバーの生き方を追った映画「幸せの太鼓を響かせて〜INCLUSION〜」が上映され、会場にあふれるばかりにつめかけたたくさんの観客を深く感動させました。この映画は、20年前に障害のある人のオリンピック「スペシャルオリンピック」とかかわって以来。知的障害者の社会参加に力を尽くされている細川護煕元首相の夫人、細川佳代子さんが総合プロデュースを務められたもので、映画の前に本人がステージからメンバーを激励されました。
感謝祭の第2部で披露された瑞宝太鼓の演奏も力がこもり、彼らの逞しさを感じました。ただ、瑞宝太鼓を育てる道半ばで急逝した岩永和昭さんが会場にいないのだけがなんとも残念でしたが、きっと天国から大きな拍手を贈ってくれていることでしょう。メンバーの皆さん、これからもどうかがんばってください。
2011年5月 7日
五月雑感
比較的好天が続いた今年のゴールデンウィーク、庭では大輪の牡丹が花開きはじめました。この牡丹、よく見ると一株の中でも日当たりのよい枝は葉の色つやも良く開花も早いのですが、日陰になっている枝はまだつぼみが固く、葉の大きさもいくぶん小さいように感じます。一つの生命を分け合っている同士でありながら、環境によってこんな違いがあることを初めて知り、あらためて陽光のパワーの偉大さに感動しているところです。先週からぐずくずと風邪を引きずっている私ですが、今日は五月晴れの空の下で陽光を浴びながら散歩でもしてみようと思っています。
会社では若い社員がいろいろとアイデアを出しあい、３日からゴールデンウィーク・イベントを行いました。駐車場の上空にロープを張り渡し、そこに鯉のぼりを泳がせて５月の雰囲気を盛り上げ、一日２回公演の焱太鼓ライブやミニ太鼓・ブレスレットなどのものづくり体験にたくさんのお客様が来てくださいました。やはりお客様は待つだけでなく、こちらから仕掛けていくことが大切なことを、みんな実感したようです。そんな意味でも、意義のあった今年のゴールデンウィークだったのではないでしょうか。
