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2011年11月29日

良い出逢いを重ねた30年

植林

 27日、鹿児島で活躍する霧島九面太鼓のメンバー脇元真由美さんの結婚式に招かれました。その往路、機上で1970年代のヒットソング、フォークデュオ「紙ふうせん」の「冬が来る前に」をヘッドフォンで聴き、歌詞にある「冬が来る前に、もう一度あの人とめぐり逢いたい」というフレーズから、この30年、なんと多くの人と良い出逢いを重ねたことかと、柄にもなくしみじみともの思いにふけったのでした。

 というのも、前日の26日、「地下朱美演奏活動30年&焱太鼓結成25周年記念ディナーショー」を開催したばかり。今から30年前に初めて地下朱美と出会い、その5年後に女3人の太鼓チームを組み立て、「炎太鼓」と名づけたチームのメンバーも世代交代を重ねて地下朱美を筆頭に池上静江、千田京子、池田美由紀、東海林恵、山本綾乃、木下千恵子、山田瑞恵、東川裕菜とのべ9人を数え、またファッションデザイナーの山本寛斎さんをはじめ、写真家の故稲越功一さん、照明デザイナーの藤本晴美さん、詩人の大岡信さん、舞踏家の麿赤兒さんなど、焱太鼓の存在を通じて知己を得たたくさんの人々、そうした人との有難いめぐり逢いが次から次に思い出されてくるのでした。

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 自分一人では到底出逢えるはずもなかった多くの人々とめぐり逢うことができたのは、やはり太鼓のお陰としか言いようがありません。地下も焱太鼓も一つの節目を迎え、これから先、どのようにこの子たちを育てていこうか、引き続き、一歩一歩地歩を固めていきたいと思っております。皆さん、どうか今後とも応援をよろしくお願いします。

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2011年11月16日

気を引き締めて11月後半へ

 全国から銘木・良木が集まる「全国銘木展示大会」の第55回大会の即売市が15、16日に岐阜市で開催されるのを前に、工場長と管理部長、私の長男、いつも材木を仕入れる新潟の斎藤木材さんと連れだって、9日、市の下見に出かけました。15日までは購入することはできませんが、出品材はすでに4日までに搬入されているので、おおかたの雰囲気はつかむことができました。全体の印象として、予想以上にケヤキの大径木が少なく、昨年よりもいっそう品揃えが乏しくなっている様子。幸い我が社では機会あるごとにケヤキの大径木を備蓄しているので、当面、胴材の確保は心配ありませんが、将来的なことを考えると若干の不安もないではありません。しかし、斎藤さんのお力添えもいただきながら、受注に致しては確実に対応していきたいと考えています。皆さまもいずれ稀少となるだろうケヤキ製太鼓のご購入について、今のうちにご検討されてみてはいかがでしょうか。

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 その週末、1998年に室蘭の白鳥大橋で実施した1000人太鼓のまとめ役だった太田義高さんが来社。さらに週明けは横浜から若き太鼓打ちの戸塚真悟さんが来社。先般、3尺5寸大平欅太鼓と2尺の長胴欅太鼓を求めてくれた戸塚さんは、飛び込みでライブ演奏の営業をされているとのこと。10軒訪ねて1本のペースで契約がとれるそうで、若い行動力に驚かされることしきり。忘れていた「若さのパワー」を思い出させてくれました。

 また、長野から来社された佐藤健作さんは、新しいバチのモデルを考案され、実用化に向けて研究中。こちらも今後の成果が楽しみで、あれやこれや、いろんな意味で気持ちが引き締まった11月の前半でした。

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2011年11月 6日

木も人も大きく育て!

植林

 先週の金曜日(10/28)、毎年恒例の植樹祭を行いました。といっても、正確には今年は植林ではなく、これまで植えた木の下枝払いと下草刈りです。これはこれでまた大変な仕事なのですが、2003年の第1回植樹際以来毎年植えた木々とも久し振りに対面し、順調に成長している姿を確認できたのはとても嬉しいことでした。とはいえ、毎回3000本ずつ植えた木の中には、見事にすくすく育った木と、痩せてひょろひょろと蔓草に巻きつかれている木、立ち枯れて無惨に裸の枝を垂らしている木など、さまざまです。地形や土壌、日当たりなど、いろいろな環境の差が、成長に大きく影響しているようです。しかし、こうして虚弱な木が淘汰されて、強い木が生き残っていくのは自然のならい。 とくにバイオ育成した「えびすケヤキ」という品種は一般の木に群を抜いてよく伸び、太り、勢いが盛ん。50年後、この木がどれほど育っているかを想像すると、胸がワクワクします。大きく育つんだぞ!

植林

 

 その植樹祭でも毎回幹事役を務めてくれていた管理部長の大久保敏さんが、11月2日をもって定年退職されました。入社して18年7ケ月。銀行マンからの転身で、こつこつとモノ作りに取り組んでいましたが、40歳を過ぎたある日、自ら桶胴職人を志願して、単身、技術の習得に出向。見事に匠の技を学び取り、それまで外注に出していた我が社の桶胴部門を自社生産に切り替えることができた偉大な功労者です。格別に人望の篤かった大久保さんの送別会はとても和やかで、誰もが心から永年の労をねぎらうとともに、新しい門出を祝っていました。桶胴現場の後継者も育ち、これからは若い力で皆さんからのご注文に対応していきます。どうかかわいがってくださるようお願いいたします。

大久保さん

 

 若い力ということでは、このほど千葉県の「子供和太鼓高野太鼓」のみなさんが、コンクールで優勝されたとのこと。代表の大久保さんから新聞のカラー写真の切り抜きが送られ、嬉しく拝見しました。どうかこれからも頑張って、若さと元気で地域を活気づけていってください。楽しみにしています。

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