2011年11月 6日
木も人も大きく育て!
先週の金曜日(10/28)、毎年恒例の植樹祭を行いました。といっても、正確には今年は植林ではなく、これまで植えた木の下枝払いと下草刈りです。これはこれでまた大変な仕事なのですが、2003年の第1回植樹際以来毎年植えた木々とも久し振りに対面し、順調に成長している姿を確認できたのはとても嬉しいことでした。とはいえ、毎回3000本ずつ植えた木の中には、見事にすくすく育った木と、痩せてひょろひょろと蔓草に巻きつかれている木、立ち枯れて無惨に裸の枝を垂らしている木など、さまざまです。地形や土壌、日当たりなど、いろいろな環境の差が、成長に大きく影響しているようです。しかし、こうして虚弱な木が淘汰されて、強い木が生き残っていくのは自然のならい。 とくにバイオ育成した「えびすケヤキ」という品種は一般の木に群を抜いてよく伸び、太り、勢いが盛ん。50年後、この木がどれほど育っているかを想像すると、胸がワクワクします。大きく育つんだぞ!
その植樹祭でも毎回幹事役を務めてくれていた管理部長の大久保敏さんが、11月2日をもって定年退職されました。入社して18年7ケ月。銀行マンからの転身で、こつこつとモノ作りに取り組んでいましたが、40歳を過ぎたある日、自ら桶胴職人を志願して、単身、技術の習得に出向。見事に匠の技を学び取り、それまで外注に出していた我が社の桶胴部門を自社生産に切り替えることができた偉大な功労者です。格別に人望の篤かった大久保さんの送別会はとても和やかで、誰もが心から永年の労をねぎらうとともに、新しい門出を祝っていました。桶胴現場の後継者も育ち、これからは若い力で皆さんからのご注文に対応していきます。どうかかわいがってくださるようお願いいたします。
若い力ということでは、このほど千葉県の「子供和太鼓高野太鼓」のみなさんが、コンクールで優勝されたとのこと。代表の大久保さんから新聞のカラー写真の切り抜きが送られ、嬉しく拝見しました。どうかこれからも頑張って、若さと元気で地域を活気づけていってください。楽しみにしています。
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