2012年2月22日
梅花緑に元気をもらう
先週後半からの大寒波襲来による降雪も一段落し、今日は久し振りのおだやかな日和。工場の前では雪解けの下から原木が少しずつ肌を現し、樹皮にしがみついている苔もたっぷりの水分を吸ってみずみずしく緑の色を濃くしています。
一方、庭では梅のつぼみがふくらんで、厳しい寒さの中にも一歩一歩春が近づいていることを感じさせます。
曹洞宗の開祖である道元禅師は、『正法眼蔵』という経典の中で「梅花力」という言葉を用いています。これは「梅の花が咲くのは春が来たからではなく、梅の花が開くその力が春を呼び寄せる」という意味だそうで、今の季節は梅花力によって万物が生き生きと動き出す時期のようです。そろそろ私たちも冬の間に蓄えたエネルギーを、思いっきり発散する準備を始める時期かも知れませんね。そう考えると、なんとなく元気が湧いてくる今日このごろです。
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