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2012年5月21日

神戸、栃木、そして我が社のこと

 

 先週金曜日の18日、神戸で木村優一さんのコンサート「大樹の如く」が開かれました。今年は、太鼓の師匠として永く教えを授けてくれた林英哲さんが還暦を迎えられ、また高校生の時に太鼓の道に導いてくれた恩師の松村公彦さんが50歳を迎えられるとのことで、木村さんにとって「大樹」のような二人の恩人をゲストに招き、お祝いのコンサートを催したいとの願いが実現したそうです。

栄哲氏&木村さん.JPG

左から木村さん栄哲氏松村氏L1010449.JPG

 前半が松村先生との共演、後半に英哲さんと共演、そして最後に三人そろっての大太鼓曲「三絶」という趣向でしたが、どの曲も絶妙の呼吸が見事で、二人の偉大な先達と肩を並べて演奏している木村さんの成長した姿に深く感動しました。木村さんの才能をここまで開花させた英哲さんと松村先生の眼力と指導力、そしてお二人の薫陶に応えるべく努力を続けた木村さんの姿に、惜しみない拍手を送ったのでした。

 その足で栃木に向かい、19日、栃木県小山市の須賀神社さんで行われた檜大鳥居竣工祭に参列させていただきました。須賀神社は創建から1070年を数える由緒ある社にて、大鳥居の建造は創建1070年記念事業として平成21年4月から展開されていたもの。竣工祭では木の香も匂うばかりの鳥居と玉垣に対しておごそかに修祓が執行され、楓の記念植樹なども行われました。来賓の方々も鶴岡八幡宮や日光東照宮、明治神宮の宮司様などそうそうたるお顔ぶれで、須賀神社さんに3尺の大太鼓をお納めしたご縁で皆さまにご挨拶できたことも光栄でした。

完成した大鳥居L1010453.JPG

 一方、同じ日、我が社では昨年から建造を進めていた埼玉県熊谷市のうちわ祭りの山車がいよいよ完成間近となり、依頼主である荒川区の有志20人の皆さんが検分と最終うち合わせ、ポスター用の写真撮影に来社されました。山車の巡行、提灯を灯した時の状態などいろいろ試み、夜にはこうこうと輝く提灯の明かりの中で太鼓や鉦の囃子を奏で、祭り本番の賑わいに誘われてご近所の皆さんも見物に来られました。我が社としては製作実績の少ない山車建造にあたり、全力で取り組んでくださった彫金師、彫刻師、金箔工芸師、足回り職人、電気屋さん、銅版屋根葺きなどの皆さん、そして全社員の皆さん、本当にご苦労様でした。今後、微調整を経て納品まで、もう一頑張り、どうぞよろしくお願いします。

dashi.jpg

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