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2012年6月 4日

多くの皆さんに感謝を捧げて、浅野太鼓創業403年目をスタート

 先週の土曜日(6月2日)、大変嬉しいお客様が来られました。愛知県半田市浅井山の皆さんです。昨年春にご注文を賜り、今年春先にようやく納品した3尺平太鼓製作につき、遠路わざわざ感謝状をお持ちくださったのです。

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 この太鼓については、祭り太鼓ということもあり、先様の音に対するこだわりが並々でなく、音の大きさ、強さ、広がりなど、今思い出しても気が遠くなるほど度重なるやりとりを重ね、あまりに切り込んだ問いかけに、返答に窮したこともしばしば。しかし、その甲斐あって、浅井山様も私共も心から満足できる出来栄えとなり、今年2月にめでたく納品の運びとなったのです。しかし、肝心の祭礼にはお邪魔することができず、いささか心残りもあったのですが、一昨日、思いがけない感謝状のご持参という次第で、私が太鼓づくりの道に入って45年、多くの発注者さまから感謝状をいただいた経験はありますが、わざわざご持参くださった皆さまは稀で、本当に心から嬉しく有難い気持ちでいっぱいでした。こちらこそ、音づくりに関してたくさんのことを学ぶ機会をいただき、心より感謝申し上げます。

  同じく2日、愛媛県新居浜市池田町からは、これも祭り太鼓2尺3寸の革張り替えのご依頼。 大変お世話になっている方からのご紹介ということで、多くのお客様とご縁を結ぶ中で、さらに新しいご縁ができていくことに、太鼓の作り手として大きな喜びを感じます。精いっぱい取り組ませていだきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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 (池田町のみなさんと)

 そして昨3日は、我が社の403年目の創立記念日。例年通り、社員うちそろって記念式典を挙行し、勤続賞や皆勤賞の授与式に引き続き、今年は1年半がかりで製作にあたった埼玉県熊谷市荒川区の山車がまもなく納品ということもあり、山車施工にお力添えくだった皆さまもお招きして感謝状の贈呈式をおこないました。彫刻の腕を振るわれた北川毅さん、銅板屋根に経験の技を見せた坂田久男さん、車輪の焼き嵌めなどを担当された杉本昭夫さん、美しい錺金具を仕上げられた酒井清裕さん、見事な金箔工芸の技を披露された駒澤徹さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。また、長く我が社の原木調達に尽力くださり、今年3月で社業を閉じられた斎藤木材社長の斎藤周平さんにもご列席いただき、40年にわたるご厚情に対して「太鼓の里特別表彰」をさせていただきました。斎藤さん、永きにわたり我が社に貢献くださり、本当にありがとうございました。

けんたろ君.1.jpg ㈱さかい様.1.jpg

(けんたろうくんより)              (さかい様より)

 式典には、滋賀県のさかい様、京都の小学1年生の太鼓打ち・長谷川けんたろうくんからお祝いのお花も贈られ、こうして多くの皆さまのお力をいただきながら、浅野太鼓が今日あることを、あらためて深く感謝した一日でした。

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