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2014年4月23日

山の話、鯉の話、そしてちょっと宣伝

 先週末、能登半島穴水町の植林地「あさの山」に、社員全員で樹木の手入れに行ってきました。平成15年にスタートした我が社の「夢の木植林計画」が昨年で10年目となり、今年は下草の処理や木の下枝落としなど、木々の生育環境の保全が主な作業となりました。

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10年の間、毎年植林する場所を変えてきたので、10年前に植えた木がどこにあるかがすぐわかります。あらためて眺めてみると、植林時は幹の直径がわずか1cmほどだった木々が、今は太いものでは直径10cmほどにも成長しています。この調子でぐんぐん育ってくれれば、将来、きっと立派な太鼓がつくれることでしょう。そう思うと、胸がワクワクしてきます。

 我が社の駐車場の上空には、今年も元気に鯉のぼりが泳いでいます。社員の家庭などで子供が育ち、使わなくなった鯉を持ち寄って泳がせているのですが、今ではすっかり恒例となったこの風景。今年も鯉のぼりの下で5月5日に『こどもの日特別企画キッズチャレンジCUP』を開催するので、多くの子供さんたちが集まってくれることを楽しみにしています。

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 また、毎年おなじみの「白山国際太鼓エクスタジア」2014版もいよいよ始動。今年は7月20日日曜日の開催で、第1部は「和太鼓の競演」と題して栃木県の「喜連川公方太鼓」、福島県の「飯坂八幡神社祭り太鼓保存会」、アメリカのハワイ州から「ゼンシン太鼓」、そして地元石川の「壱刻壱響団」が出演。第2部は歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんの芸術監督による鼓童の「神秘」公演という豪華なプログラム。チケット発売は5月1日午前10時です。こちらもぜひお早めにお買い求めいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

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2014年4月 8日

桜を眺めながら

 

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 20度近くの汗ばむような日もあれば、みぞれ交じりの氷雨の日もあり、寒暖の差の激しい今年の春ですが、日本列島に桜は順調に花開いているようで、我が社の桜もただ今7分咲き。今週いっぱいが見頃で、来週には若々しい緑の葉っぱが枝先に顔を出すことでしょう。 同じように太鼓の世界も少しずつ変化している気配を感じる今日このごろ。ベテランから若手への世代交代や、新たな表現を目ざす打ち手の登場などを耳にするにつけ、、、、、、、

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 最初の一歩を踏み出すのは大きな勇気が要りますが、その踏み出した道を究めることはさらに難しいもの。というのは、先日、所用で栃木県に行った際、日光東照宮に立ち寄って徳川家康公の墓所に参拝。雪のちらつく中、一人手を合わせていると、ふと心に感じるものあり。基礎を築くのは大事なことだが、それを継続することの難しさ。芸も会社経営も同じことで、始祖が築いたものをどう守り、育てていくか。結局は地道に一歩ずつ歩みを重ねていくほかないと、あらためて肝に銘じたひと時でした。   

 社屋の前には春前に伐りだした大径木が入荷し、やがて太鼓になる日を待っています。   その「やがて」に向かって、、、、、 img-408124526-0001.jpg

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