2015年5月26日
５月、苦あれば楽しみあり
日に日に緑を濃くする木々の逞しさに強力な生命力を感じる５月。にもかかわらず持病の結石に苦しめられた５月でもありましたが、１週間前にようやく除去することができ、なんとか体調ももどりつつある今日このごろです。
そうした中、全国区で活躍されているソロ奏者のヒダノ修一さんが、我が社の太鼓練習場と工場を会場にしてワークショップを開催。聞けば北陸新幹線の開業により、金沢観光とヒダノさんのワークショップ、NHKの朝ドラ「まれ」で製菓指導をしておられるパティシエの辻口博啓さんとの交流などをパッキングしたツアーの一環だそうで、すでにツアーの予約は数カ月先まで完売とのこと。思いがけず新幹線の開業効果が我が社にも波及していることを知り、しばし結石の痛みを忘れたひと時でした。
また昨日はアメリカ・フロリダ州でオーランド太鼓道場を主宰されている石倉さんが来社。現地の太鼓事情をあれこれうかがいながら旧交をあたためた数時間。指導とともに演奏活動も活発に行い、ディズニーランドでは炎天下で一日７回のステージのこなすこともあるとか。将来的には日本の伝統の打法とＵＳ打法の融合した打法をアメリカの人々に伝えることを目ざしているそう。単身渡米して30年。ゼロの状態からさまざまな努力を実らせ、ご自分の城を築き上げたフロンティア精神におおいに感服。これからも応援し続けたい一人です。
2015年5月 7日
松村公彦さんの健闘に胸を熱くしたコンサート
ゴールデンウィークも今日で終わり。北陸新幹線の開業効果もあり、金沢の今年の連休は、かつてないほどの人出というニュース。まるで全国から観光客が金沢に押し寄せているような賑わいのようです
その連休に先駆けた４月24日、神戸で「和太鼓松村組」のコンサートが開かれました。代表の松村公彦にとって、待ちに待った一年ぶりのコンサート。会場は松村さんの舞台復帰を共に喜ぼうとするファンの皆さんの大変な熱気。これほど地元の皆さんに愛されているのかと、あらためて松村さんの人気と実力の大きさに驚かされたほどです。
人間、いつどこにどんな魔物が潜んでいるか。その魔物と対峙し、艱難辛苦を乗り越えたこの日の松村さんは以前にも増して堂々とした演奏ぶりで、マリンバと太鼓の音色が一体化し、マリンバの旋律が心地良く聞き手の気持ちをほぐしてくれることを実感しながら聴き入りました。いろんな打ち手が太鼓に西洋音楽を取り入れようとチャレンジしている中、松村組は太鼓とマリンバの融合を完全に確立したことを確信した一幕でした。どうかこれからも研さんを重ね、新しい太鼓音楽を築いていって欲しいものです。