2015年10月 8日
室蘭で二人の新たな船出を祝う
4日、北海道室蘭市で、「橋本流地獄太鼓橋本光司鼓の道50年」とうたった「室蘭和太鼓會20周年記念演奏会」が開催されました。公演終了後、橋本宗家の活動50年を区切りに宗家を2代目に渡す襲名披露がおこなわれ、橋本さんと2代目となる櫛引秀明さんはじめ、参列者全員が神妙なおももちで式の次第を見守りました。
襲名の立会人の任をいただいたのは、私と、福島県の「愛宕陣太鼓連響風組」代表の斎藤通夫さん。私自身、太鼓にかかわって50年近くになりますが、今も第一線で活躍している宗家が、このような形で円満に宗家を次の世代に手渡す場に臨んだのは初めてのこと。橋本さんの広い心をあらためて実感した襲名式でした。
続く祝賀会では、橋本さんを慕う打ち手の皆さんが北海道全土から駆けつけ、なんとも和やかで賑やかな宴となりました。宗家を渡したとはいえ、すぐに引退するわけではない橋本さん、そして新たに50年の歴史を背負って歩き出すことになった櫛引さん、お二人もどうかますますご壮健でご活躍されることを願っています。
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