2015年11月12日
伝えることの難しさを痛感
(公財)日本太鼓財団からご依頼をいただき、全国太鼓講習会において、太鼓の話をさせていただいています。9月に宮城県大崎市、10月に北海道岩見沢市での講習を終えましたが、どちらの会場でも太鼓について学ぼうとする人が多く、太鼓を打つという行為に真摯に向き合う姿が、地方の力をつくっていることをあらためて実感しました。
そうした受講生の皆さんに対し、私はといえば話すのが苦手な上に勉強不足を痛感し、いつも冷や汗が出る思いです。こうした機会をいただいたことで、伝えることの難しさを痛感しています。来年2月に長崎県大村市で最後の講義があるので、その時にはもう一度勉強し直して、少しでもリベンジできるよう頑張ります。
さて、今月は毎年恒例、伊勢神宮内宮「おかげ横丁」での「第13回神恩感謝日本太鼓祭」を先週末に終えたところ。どうしたわけかここ3年ばかりは、2日間の日程のうち1日は必ず雨にたたられるのも恒例。それでも横丁の中心で屋根のある「太鼓櫓」に舞台を集中し、30分間隔でたくさんのチームが演奏を披露。観客に汗が飛ぶほどの至近距離で、スピード感のある打ち込みを特徴とするチーム、ゆるやかなリズムの中に風景表現しているチーム、芯のある音粒で音楽づくりをしているチームと、それぞれの特徴を感じながらの太鼓三昧。伊勢神宮参拝の善男善女とともに、太鼓を堪能した祭りでした。
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