2015年11月25日
意匠登録済みの浅野太鼓の釻が模倣される不思議
近ごろとみに思うこと。その一つが太鼓胴の釻と座金の意匠について。我が社は1970年代に太鼓芸能が舞台化されたことにともない、舞台で大きな存在感を放つ太鼓の意匠に取り組んできました。デザイナーや刀匠にも知恵を借り、その結果生まれたのが、今の浅野太鼓のトレードマークとなっている釻の形。さっそく特許庁に意匠登録の申請を果たし、その釻を取り付けた太鼓だけが浅野太鼓の認定品の証としてきたのが、どうも同業他社に類似の釻が出回っているのが現状。一部の業者に至っては、ほとんど模倣ともいえるほどに酷似しており、はてさてものづくりの商慣習を心得ておいでなのか。意匠登録という制度の意味をもう一度考えあらため、姿勢を正して欲しいものと、切に願う今日このごろです。
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