2016年2月 5日
期待の愛知で新しい太鼓の息吹
前回の「鼓童×源流」拝見の旅の帰り道、実はもう一つ楽しい舞台と出会った話。大分から飛行機で向かった名古屋で、「辰バンド」結成10周年記念の公演。もともと愛知は、プロの打ち手を目ざす、またはプロとして活躍している若者が多い土地柄。辰バンドも「GONNA」の小林辰哉さんを筆頭に、同じく木村勇介さん、「和太鼓ユニット光」の羽田康次さん、「大治太鼓尾張一座」の若山和之さん、「邦楽ユニットJia」の吉村純一さんと吉村あつみさんの6人が、各自が所属するチームの枠を超えて新しい試みに挑戦しているユニット。それぞれに伝統芸能や地元に根づいた芸能をしっかり学び、その上で新しい太鼓を模索しながら創作したステージは、ワクワクと胸躍るようなノリの良さと、転がるように丸みのある音のなんとも言えない心地良さ。6つのエネルギーが結集し、新しい太鼓音楽が花開くような息吹を肌で感じたひと時でした。
名古屋といえば、神戸の「和太鼓松村組」を卒業した山田純平さんも西尾市で活動をスタート。ますます今後が楽しみな愛知です。
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