2017年2月24日
春近し、我が社の風景
我が社にはこのところ、ケヤキやタモなど胴の原木が次々に入荷しています。幸い今年はどの木も質が良く、原木市場に足を運ぶのが楽しみです。これらの木から太鼓をつくり、ふたたび命をよみがえらせるには2年から3年、あるいは4年の歳月がかかりますが、そのころには東京オリンピックも開催され、願わくば晴れがましい場で鳴り響いてくれたらと胸をふくらませています。
一方、工場では、岐阜県の高山祭りに使う太鼓の張り替えと彩色が順調に進んでいます。華やかな鳳凰の絵柄に取り組んでいるのは20代の若い職人で、若者の技の蓄積の旺盛なことには驚くばかり。ちょうど今年は酉年、「酉」の字にはもともと「果実が熟してきた状態」という意味があるそうで、職人の成長がますます楽しみな今日このごろです。
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