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2018年1月21日

新年の舞台に新たな時代の風を感じる

 年の初めのご挨拶に社員全員で白山比咩神社に初詣、帰社して威勢よく初荷を見送り、新年会で今年の意気を高めた1月5日。6日からは通常営業となり、また忙しい一年が始まりました。各地で新年にちなんだ太鼓コンサートも多く、できる限りスケジュールをやりくりしてお邪魔したのですが、中でも印象的だったのは、神戸市で開催された「神戸国際taiko音楽祭」。

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 長く所属した団体から独立した木村優一さんがプロデュースと演奏を手がけ、「伝統」という概念にとらわれず、太鼓を広く「音楽」ととらえた新しい試みのコンサート。2000人収容の神戸国際会館大ホールは満席の大盛況で、太鼓文化に新しい風が吹き始めたことを実感。かつて木村さんと同じ舞台に立った山田純平さんも現在は愛知県西尾市で独自の取り組みを立ち上げ、今年はなにやら幸先の良い予感。2月も国内外の各地で多くのコンサートがあるので、それぞれ精いっぱい応援しながら時代の流れを読み取っていきたいものです。

  なお、九州を拠点に強烈な個性で特別の存在感を示し続けている長谷川さん、一日も早く回復され、また痺れるような「男の太鼓」を聴かせてくれる日を楽しみに待っています。

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2018年1月 6日

思い新たに2018年の幕開け

 

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(御誕生寺カレンダーより)

 

 2018年明けましておめでとうございます。どなたさまも穏やかな三が日を過ごされたことと思います。

 毎年、年頭に「今年の言葉」を定め、それを指針に一年間の行動を律していますが、今年の言葉は「無為自然(むいじねん)」。すなわち、あるがままに自然に、何が起こっても決して騒がず、冷静に判断できる一年でありたい。そんな境地で、今年もたくさんの皆さんと少しでも太鼓文化の発展のために力を尽くしていきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いいたします。

  すでに愛読されている方々も多いことでしょうが、昨年12月6日から、読売新聞朝刊の「時代の証言者」というコラムで、林英哲さんの現在までの軌跡が連載の読み物という形で掲載されています。このコーナーは、それぞれの分野で一つの時代を築いた人物を、生い立ちから現在に至るまでその思いや活動などを詳しく追っているもので、太鼓界では初めて英哲さんが登場しました。ここでは英哲さん個人の人生を軸に、背景として日本の太鼓文化そのものの成り立ちも描かれているので、ぜひともたくさんの人々に読んでいただきたいと思います。このところ、たくさんのソリストの皆さんが名乗りを上げていますが、どこに目標を定めるのか。何を目ざすのか。そこが明確ならば、将来きっと英哲さんのように大成するのではないでしょうか。 

 そんな希望を膨らませつつ、今年も佳い一年となりますよう願った年の初めです。

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