2019年8月20日
暑さに負けず太鼓とともに
梅雨明け以降、連日猛暑が続くこの夏。何かと暮らしにくい今日このごろですが、皆さん、お元気で過ごされていることを願うばかりです。
こうした中でも、暑さを忘れさせるようなイベントが各地で行われているのは嬉しい限り。
7月27日に神戸で「MRKS」コンサート。MRKSとは、信州馬込の「馬籠黎明太鼓保存会~mau~」、神戸の「REN神戸」、名古屋の「和太鼓華音」、大阪の和太鼓晴嵐」、この4つの出演団体の和太鼓チームからそれぞれ頭文字をとってMRKS(マークス)と名づけたもの。このように離れた地域で活動している若者たちが心を一つにして合同コンサートを開催したことに拍手!これからも手を携えて和太鼓文化を盛り上げていっていただきたいものです。
翌28日は、愛媛県松山市で「松山水軍太鼓保存会」の40周年記念公演。松山市の活性化策の一つとして立ち上げられた、市を挙げての活動も40年ときけば、創設時から携わらせていただいた数々の思い出が交錯して感慨ひとしお。どうか50周年、100周年に向かって引き継いでいかれるよう願っています。
そして8月、6日は今や世界的な活動を展開している「DORUM TAO」代表・藤高郁夫さんの還暦を祝うバーティー。翌々日の8日から25日まで本拠地の九重で開催する「夏フェス」を前に、晴れがましさの中にも緊張感を感じさせる表情が印象的。
(TAO代表 藤高さんの還暦お祝い)
(岸野さんと)
(久住高原)
続いて11日は、我が社の関連事業所、東京の「太鼓の里響和館」が初めて主催した「かつぎ桶バトル」。今、もっとも人気の高いかつぎ桶を使ったパフォーマンスを、10組の出場者がトーナメント方式によって頂点を競うという趣向。終わってみればいろいろ反省点あり、またいろいろ辛辣なご意見も頂戴し、あらためて日本の伝統的な太鼓からかつぎ桶が発生した原点を振り返った次第。私個人としては、かつぎ桶も本質的には日本の伝統の太鼓の様式美や、日本人特有の心の内面を表現するものでありたいし、衣裳についても日本の色を取り入れたものでありたい。かといって具体的に「これがかつぎ桶」と定義する言葉もなく、ただひとえにこの文化の可能性を見出したくて開催しました。出場者の皆さんにはいろんなパフォーマンスを見せていただき、それはそれで楽しませていただきましたが、やはりもっとリズムと音のバフォーマンを研究し、かつぎ桶の文化が進化していくことを願うばかりです。次回のことは、いずれまたHPなどでお知らせしますので、どうかよろしくお願いします。
(かつぎ桶バトル抽選会) (香港の激鼓)
佐渡で16日から恒例の「アース・セレブレーション」にお邪魔し、18日は北海道室蘭で「大太鼓一本打ちコンクール」の審査と、これからも旅は続きます。暑さに負けず太鼓の音のする所、どこでも出かけますので、姿を見かけたら、ぜひお声をかけてくださいね。
(写真左:キムさん 右:青木さん)
なお、17日の福井県越前町での「OTAIKO響」の第35回コンサートはお邪魔できずに大変残念でしたが、これからも末永く継続されるよう願っています。
それでは皆さん、どうかお体大切に、酷暑を乗りきってください!