2020年2月19日
「生き方」のヒントに、ぜひ楽氏の連載を
日本経済新聞最終ページの『私の履歴書』を毎日楽しみにしている。2月1日から連載が始まったのは楽焼窯元十五代吉左衛門直人氏。東京芸術大学彫刻科を卒業後にイタリアに留学、旺盛な冒険心と人一倍の学びの精神により、十五代を襲名された軌跡がなんとも痛快かつ心惹かれるものがあり、あらためて「人の生き方」というものについて考えさせられている日々です。もちろん楽氏にはくらべるべくもありませんが、自分の生き方と楽氏の生き方を重ねた時に、大事なのは明確に前を見据えて行動できるか否か。一歩一歩先を読んで今何をすべきか考えることがいかに大事か、私のようにその場その場で本能的に行動するタイプの人間はずいぶん遠回りをしてしまったのでないかと、今になってようやく悟ったような気がします。
このブログを読んでくださっている皆さんの中には、いつも冷静沈着な人、私のようにせっかちな人、若い人、高齢の人、博識の人、活動的な人、いろんなタイプの人がおられると思いますが、どうか目先よりも先を見据えた太鼓のあり方、新しい技法をつねに模索しながら人生を歩んでいっていただきたいと思います。そのためにも楽氏の連載は一つのヒントになると思うので、ぜひ読んでみてください。
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