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2020年12月16日

「ただ者でない」太鼓打ち

 先週末、伊勢神宮内宮周辺で第18回「神恩感謝日本太鼓祭」が開催されました。12日は神宮の神楽殿において奉納演奏、13日はおなじみ五十鈴川河川敷の特設舞台において、石川県の「御陣乗太鼓」を含めて5団体が演奏。コロナ禍の中での開催について、事務局としては万全の感染予防対策を尽くした上での実施でしたが、いかなる状況になろうとも一つのイベントを継続することの難しさを場で感じた二日間でした。

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 こうした中、出演団体も久し振りの舞台に全身のエネルギーをぶつけているようでしたが、ことに大分の「豊の国ゆふいん源流太鼓」の長谷川義さんの「気」を発する姿は目を奪うばかり。1985年に初めて長谷川さんの舞台を見て以来、一瞬も手抜きすることなくバチを振るう所作に「ただ者でない」個性と、打ち姿の向こうにある、生きざまのすさまじさを感じ、現在まで源流太鼓の芯柱として輝き続ける姿に、尊敬の念が深まるばかり。40数年のおつきあいの中では、いろいろと行き違いもあったりしましたが、今は素直に長谷川さんの偉大さを心から称賛できます。どうかこれからもその個性のままに太鼓とともに生きていってほしいものです。

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