2020年12月 3日
盛況のうちにWTCを終了
今日からいよいよ12月(師走)
地元白山市にある白山比咩神社へ、今年最後の月参りに一年間の無事祈願成就のお礼参りに行って来ました。
今年も残すところあと1ケ月となりました。私の人生の中で、今年はとりわけ思うことの多い年でしたが、そんなことも何もかも飲み込んで、2020年の最後の1ケ月の一日一日を大切に送ろうと思います。
さて、微力ながら顧問としてかかわらせていただいた「WTC」(世界太鼓カンファレンス)を、去る21日から23日までリモートで開催しました。コロナがなければ世界中から太鼓を愛する人々が集まり、コンサートやワークショツプ、シンポジウムなど多彩な企画を実施する予定でしたが、リモートとはいえ思いがけないほど世界中からビデオ投稿やYouTubeで演奏が寄せられ、それはそれでなかなか盛況なカンファレンスとなりました。中には「こんな太鼓アリ?」と首をかしげるような映像や、「もっとこうした方が良いのでは?」とアドバイスをしたくなる太鼓もあり、表現の多様さにあらためて驚かされた場面もありました。
しかしながら、コロナの感染拡大によって、人と人とのコミュニケーションのあり方をはじめ、個々人の表現手法や、価値観の変化など、コロナ以前の社会から明らかに変化している社会情勢を肌で感じる良い機会でもありました。さらにこれからどんな社会になっていくのか、予想もつきませんが、この機会に世界中の太鼓を愛する人々が一つになって、共通の太鼓のセオリーを共有し得る可能性もあるのではないでしょうか。表革から裏革に打ち抜くような太鼓本来の打法、小手先でなく人の心をゾクゾクさせるような太鼓を打つ行為を、世界中の人に体感していただきたい。そのためにはどうしたらいいか、ぜひ模索したいところです。
何はともあれ、一年以上の時間をかけて準備に力を尽くしたスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした!
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