2021年10月 6日
太鼓集団天邪鬼35周年記念公演
9月10日、「太鼓集団天邪鬼」の35周年記念公演「情熱」が、練馬文化センターで開催されました。コロナ禍の中、入場制限5割ではありましたが、その5割がほぼ満席となり、ほっと安堵。35年前、集団立ち上げの際、代表の渡辺洋一さんから「天邪鬼」という名称を聞いた時に、一般的に使われる「あまのじゃく」、つまり「ひねくれ者」という意味が頭に浮かび、どうしてそんな思いきった名にしたのか首をひねったものでしたが、今思えば渡辺さんなりの哲学が集団名に込められ、こんにちまで第一線で活躍されてきたのでしょう。
この日の舞台は渡辺さんの正確無比な地方(ジカタ)に支えられ、35年にわたって天邪鬼を背負ってきた小川ひろみさんの大太鼓打ち込みが冴え、二人の気迫がひしひしと感じられる2時間。どうかこれからも渡辺さんの他の追随を許さない曲づくりと、優れた指導力、そして小川さんの女丈夫を活かし、ますますご活躍されるよう願ったひと時でした。