2022年4月27日
好評のうちに「第2回かつぎ桶バトル」を終了
去る24日、「第2回かつぎ桶バトル」を開催しました。コロナの流行に阻まれて2019年以来の開催でしたが、そのぶん「待ちに待った!」という熱気が感じられ、トーナメント方式の勝ち抜き戦はなかなか見応えのあるバトルの連続。
かつぎ桶は、今や太鼓演奏の主流を占めるほどの普及ぶりで、演奏形態も団体から個人まで自由な編成。今回のバトルでは初戦を勝ち抜いたチームが2回戦、3回戦へと勝ち進む中、同じ曲を繰り返し演奏するチームもあれば勝ち進むごとに曲を変えるチームもあり。どちらにせよ、そのたびにどんどん演奏が良くなっていくのが聴いていてとても嬉しく、この先もう一歩も二歩も演奏技術の進化が期待される予感。関東や九州など遠方からの参加もいただき、あらためて御礼を申し上げます。
また開催にあたっては、金沢市の財団ならびに石川県の振興基金の助成をいただき、感謝しています。こうして多くの皆さんのお力をいただきながら、この文化がいつまでも続くよう願った表彰式でした。
2022年4月11日
新しい年度を迎えて
3月末の年度末から4月1日の年度初めと、この時期、多くの事業体では新しい年度を迎えたことと思います。我が太鼓の泉響和館も、3月27日には一般財団法人浅野太鼓文化研究所が主宰している太鼓教室の発表会「いま響きが風になる」を開催。22の教室の受講生の皆さんの演奏と、「鼓童」名誉会員である藤本吉利さん、新潟を拠点にソロ活動を展開されている松本悠斗さんのお二人の講師のソロ演奏を加え、全部で24のステージで一年間の稽古の成果を発表しました。皆さん、とても生き生きと舞台に立たれ、良い年度納めの舞台となりました。
月が明け、4月2日は東京の太鼓の里響和館の閉館。15年にわたって愛用してきた太鼓など備品の運び出しには、都内はもとより愛知県からも応援に駆けつけてくださった打ち手の方々もいて、本当に助かりました。ありがとうございました。何もかも運び出し、空っぽになった館内は寂しくもあり、ただ静かに次の主の訪れを待っているようでもあり、立ち去りがたい思いもしましたが、これで館長の町子もまっさらな気持ちで新しい年度に活動の場を築いていけることでしょう。これからは白山市の太鼓の泉響和館を拠点に、財団スタッフ一同、新鮮な気持ちで邁進していきます。5月にはしっかりと態勢を確立し、新たな試みにも挑戦していく予定ですので、どうか皆さんの応援をよろしくお願いします。
なお、4月24日、かつぎ桶太鼓を使った勝ち抜き戦「かつぎ桶バトル2022」を、29日には白山市主催の「いしかわ・白山 風と緑の音楽祭2022」の一環として「焱太鼓の夕べ」が開催されます。春の一日、ぜひ太鼓を楽しみにおいでいただければ幸いです。会場でお待ちしています。