2022年12月28日
行く年来る年、来る年に新たな希望を!
2022年も残すところあと三日となりました。振り返ればあれこれと多難な一年でしたが、周囲の皆さんの助けもいただきながら、なんとか乗り切ることができました。ありがとうございました。
さて、この一年、次第にwithコロナの風潮が浸透し、各地でぼちぼちと太鼓コンサートが再開されるようになりました。私もいくつかの会場に足を運んで久し振りの音響にワクワクしつつ、コロナ以前にくらべて若い打ち手の皆さんがいろんな仕掛けを演奏の中に取り入れていることを実感しました。それは洋楽的なリズムであったり、メロディー楽器の多用であったり、振り付けの斬新さであったりと、要素はいろいろありますが、どうも太鼓が主役でなくなり、「音楽の中の一つの楽器」という位置づけになろうとしているような・・・。
そんな思いが、新しい年の中でどんな風景を見せてくれるか、とにかく楽しみに期待することにしましょう。
そしてこの一年、何よりも嬉しかったのは、林英哲さんの二つの受章! 「福岡アジア文化賞」の大賞と、秋の叙勲による「旭日小綬章」。去る22日、福岡市で行われた福岡アジア文化賞の受賞式には秋篠宮殿下ご夫妻もご来臨され、会場の一隅に列席させていただいた私も感無量。英哲さんの栄誉を心から祝福するとともに、太鼓の文化が広く世界に認められた事実に胸を熱くしました。こうした慶事に触発され、来る年には英哲さんに続く若い奏者の出現を期待するばかりです。
皆さんもどうか佳い年末年始を過ごされ、来る年に幸多かれと祈念しています。
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