2023年4月21日
雨にもめげず盛況だった成田太鼓祭
去る15・16の両日、千葉県成田市の成田山新勝寺境内と、表参道一帯を舞台に、今年も「成田太鼓祭」が開催されました。初日はあいにくの雨で、楽しみにしていた新勝寺大本堂前での夜舞台は体育館に会場を移しての公演となりましたが、あらためて「太鼓っていいなあ」と、しみじみ感じ入ったものでした。というのも、「鼓童」と、相対する「三宅島芸能同志会」の合同で、祭の音をテーマにした音作りで、佐渡島で合宿をした成果が十二分に表現されていました。おもて革から裏革に抜けるすさまじい打ち込みが日頃の鍛錬の激しさを物語り「太鼓とは、まさにこういうもの」とばかりに、ぐいぐいと胸に迫ってきました。本当に最高の舞台。実はこのところ、どうも太鼓が本来とは違う方向に進みつつあるような思いがしていたこともあり、太鼓を打つという行為に真正面から向き合わせてくれた両チームのおかげで、何かほっとする思いにひたったひと時でした。
翌日は雨も上がり、本堂前での賑やかな揃い打ちから幕を開けた一日。あちこちから聞こえる太鼓の響きに祭りの活気を感じながら、祭りを仕掛けた人々、その仕掛けに乗って太鼓を響かせたたくさんの出演者の皆さん、そして二日の間忙しく走り回ったスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。また来年も、楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://www.asano.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/11075
コメントする