2011年10月17日
「TeZukA」出演中~堀つばさんよりコメントが届きました!!
お疲れ様です!
うわァっっ~ もうこんな時間。。。キレイな夕日でした!!
「TeZukA」 出演中の和太鼓奏者 "堀つばさ"さんより
メッセージが届きましたので ご紹介です enjoy !(^^)!
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こんにちは。
堀つばさです。
ただいまベルギー、アントワープを拠点に演奏活動しています。
そもそも太鼓を中心に演奏活動していたのですが、ここ最近は太鼓に加えお琴、ピアノ、唄などもやっております。
さて、今回「Tezuka」という作品で浅野太鼓さんの楽器を使用させていただきます。
今年始めに浅野太鼓さんへお邪魔して、たくさんのすばらしい太鼓達のなかから、私好みの太鼓をお借りすることができ、本当に贅沢をさせていただいております。
具体的には、尺三寸宮太鼓、桶太鼓の大中を2台、締太鼓三丁掛け(はじめて使うボルト締!手での締め上げがなく、何だか申し訳ない気分)を使用します。
台も特注サイズのものをひとつ用意していただきました。
ありがとうございます!
「Tezuka」はアントワープを拠点に活動されているダンス振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ氏の作品で手塚治虫さんを題材としたものです。映像あり、語りあり、ダンスという枠を遥かに越えた作品となっております。
特に日本人にとっては、きっとそれぞれに手塚作品への想い出があるかと思います。
それを、いい意味でも、人によっては悪い意味でとはいいたくありませんが、、、公演を観たあとに「あれは、なんだったのだろう」と思いが残るような作品になってるのではないかと思います。
音楽はロンドン在住の作曲家ニティン・ソニーさんと共に創り上げました。
舞台ではニティン音源を織り交ぜてのライブ演奏となります。
演奏家はポーランドからぶっとんだヴァイオリニスト、オルガ・ウジコフスカさん、韓国のホープ、コムンゴ奏者(低音の唸りのすごいお琴のような楽器)ウージェー・パークさんとの私の3人です。
なにせ三人しかいないので、皆、フル稼動であれやったりこれやったり、忙しくしてます。
そんなところも見所のひとつ。
舞台の一所にミュージシャンがまとまって演奏するのですが、なにせ太鼓の音はでっかいので、太鼓と他のミュージシャンの間にはガラスの防音壁がセットされています。若干いじけそうな気分にもなりますが、他のミュージシャンのマイクに音がのってしまうのでいたしかたありません。
もちろん加減はして演奏していますが、それでも絶対的な音量が違います。音量というよりも音圧と言ったほうがいいかもしれませんね。それでも、せっかくマイクを使用しているので、そんな時じゃないとなかなか音がたたないような奏法も取り入れています。
ひとつだけご紹介いたしますと、Jazzドラムの方々などが使用するブラシ。なかなか良い音です。他にもちょこちょこ小細工を使ってますので、そんなところもあわせて楽しんでいただければと思います。
こちらの方々は、とにかく太鼓の音の迫力に驚かれますが、「太鼓が鳴ると踊らされる気分になる」と言っていたダンサーもいました。太鼓の音は境を越えて何処でだって誰にだって、血が騒ぐ原始的エネルギー を与えるのだと感じています。
9月に上旬にロンドンで初演、5回の公演があり、10月8日にアントワープで9回の連続公演が終了しました。
お客様の反応は上々かと思います。
ここから4ヶ月の熟成期間を経て来年2月に東京、渋谷文化村にて4日間の公演があります。
そこでは俳優の森山未來さんが加わります。
さらに面白いことになりそうです。
私的には2008年の鼓童12月公演で舞台に立って以来、4年ぶりの日本公演でとても楽しみです。
お時間のあるかたはぜひ観にいらしてください!
堀つばさ
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TeZuKaを拝見しました。
耳に心地よく、体液に浸みこむような音楽に心の中の糸が共鳴するようでした。
プログラムや公演情に偏りがあって知りたい情報が殆どなくフラストレーションを感じていたので、こちらの投稿にたどり着いてとてもうれしいです。
また、先日ステージドアでご挨拶させていただきとてもうれしかったです。
TeZuKaは本当にダンスという枠に収まらない素晴らしい作品だと思いました。
表に現れる出演者の方々と裏で支えるスタッフの皆さんに感謝です。
これからも身体にお気をつけて頑張ってください。